ビューラー・ライボルトオプティクス社と戦略的協業を発表
株式会社ミラプロはAI技術による最新の眼鏡レンズ自動検査システム「HAWKAEYE Lシリーズ」においてビューラー・ライボルトオプティクス社と業界に新たな価値を提供する戦略的協業を発表いたしました
このたび、最先端の画像解析技術とAIを融合させた高精度メガネレンズ自動検査システム「HAWKAEYE Lシリーズ」を開発した当社と、ドイツを拠点とし精密光学コーティングソリューションで業界をリードするビューラー・ライボルトオプティクス(Bühler Leybold Optics)社は、眼科業界に新たな価値を提供するため戦略的協業を発表しました。
戦略的協業による効果 |
ミラプロが開発した最先端のメガネレンズ検査技術では、高度な撮影技術とAIの活用により、かつて機械では困難とされていた異常の検出を実現しました。この技術により、今まででできなかった生産検査工程の自動化を行うことができ、生産性の向上と品質の安定化が達成できます。眼科業界にグローバルな販路を持つビューラー・ライボルトオプティクス社との協業により、世界市場におけるバリューチェーン全体を網羅するトータルソリューションを提供していきます。
これは完全に自動化されたスマートラボの実現に向けた革新的な一歩で、この技術は、品質管理において最高水準の精度と一貫性を確保することでレンズ検査工程に革命をもたらします。今回ビューラー・ライボルトオプティクス社と戦略的協業することで、眼鏡レンズ生産での卓越した品質と高い生産効率をもたらします。さらには、「HAWKAEYE Lシリーズ」の今後の継続的な進化で、眼鏡レンズ業界全体の発展に大きく寄与します。
眼鏡レンズ業界の課題にAIで挑む |
眼鏡レンズ業界における検査の主流は、人間の目視による検査が一般的でしたが、俗人化による検査精度のバラつきや再現性に欠くなどの課題がありました。ミラプロが開発したAI搭載の眼鏡レンズ検査システム「HAWKAEYE Lシリーズ」では、人の作業を自動化することで、精度の向上や安定した品質の提供ができ、効率的な生産ラインの実現が可能になります。
「HAWKAEYE Lシリーズ」の特長
・多種多様なレンズが対象:様々なサイズ、形状、度数のレンズの検査を実現
・全検査工程に対応:検査ステージのモジュール化により”成形時~最終検査”まで柔軟に対応
・高精度の異常検出:レンズ表面や内部の異常20μmを基準にさらに微細なキズ・異物まで検出
・工程間の全自動化に適応:異なるレンズごとの設定が不要でシームレスな検査が可能
・学習機能により精度向上:AIが検査結果を学習し判定精度がさらに向上
MIDO / Milano Eyewear Show へ出展いたしました |
MIDO | Milano Eyewear Showは50年以上の歴史をもち、毎年イタリア・ミラノで開催される展示会で、新製品の発表やビジネスネットワークの構築の場として重要視されている世界最大級の国際眼鏡見本市です。この展示会には、眼鏡フレーム、レンズ、技術、材料、製造装置など、眼鏡業界を取り巻く世界中のブランド、メーカー、デザイナーといった、サプライチェーンを構成するあらゆるプレイヤーが集結します。ミラプロはビューラー社のブースに共同出展社として「HAWKAEYE Lシリーズ」の展示を行い、眼鏡レンズ業界に向けて革新的な検査プロセスを提案いたしました。
開催期間:2025年2月8日~2月10日(3日間)
会 場:FIERA MILANO
参加企業:1200社以上(160か国以上からの来場者)
企業概要~ビューラー・ライボルトオプティクス(Bühler Leybold Optics)社 |
ビューラー・ライボルトオプティクス社(本社:ドイツ)は、ビューラーグループの一部門として、薄膜真空コーティングソリューションの分野で世界をリードする企業です。同社は、精密光学などの分野において革新的なソリューションを提供し、高い評価を得ています。幅広い薄膜コーティング機械の設計、製造、そして技術サポートにおいて卓越した専門性を持ち、経験豊富なエンジニアが多様な産業分野のニーズに応え、眼鏡レンズ業界で世界中に多くの販路と顧客を持っています。
製品本システムに関するお問い合わせ先
担当者:技術開発本部企画部 担当 髙橋